オープンデータを作る
本項目でオープンデータを作る方法について説明します。
Anastasia では「地域のスマート化」と称していますが、 一般的にはスマートシティ、スーパーシティと呼ばれる
IT基盤や先端サービスを導入する 都市・地域づくりには、データの利活用が欠かせません。
例えば気象データは人や産業に欠かせないデータのひとつです。
これらのデータを用いて人が次のアクションを判断するだけではなく、
機械が自動的に気象データに基づいて停止・再稼働といったアクションを行うようになる、
ということが「スマート化」を意味します。
IoT は判断の元となるリアルタイム性の高いデータを収集し、AI によってそのデータに意味をもたせていく、
また機械のアクションの根拠となるデータを生成する、といった流れになります。
このように、IoT、AI、データは密接な関係を持っています。
このデータですが、人間が機械にデータを渡すのではなく、 機械が機械に渡すことで更に利便性が向上します。
例えば「オープンデータを使う」では、 Excel や CSV といった比較的人間が利用しやすい形でオープンデータを取得できます。
しかしながら、リアルタイム性や高速性が求められるアプリケーションの利用の際には、 API(Application Programming
Interfaceの略)と呼ばれる機能を用い、データを自動的にデータを求めるアプリケーションに渡す機能を提供することで、
24 時間 365 日、人を介さないデータ流通が可能となります。
API
デジタル庁ではe-govポータルとして、
地方公共団体が保有するオープンデータの横断的活用の機能の提供を行っています。 2022
年現在では、新型コロナウイルス感染症関連情報を API で提供する自治体の API が公開されています。
本ポータルでは、公開されているさまざまなオープンデータを Web API 化することで、
オープンデータの見つけやすさ、使いやすさを向上し、活用促進を目指しています。
最初の試みとして、地方公共団体が公開している新型コロナ関連のオープンデータ( CSV ファイル)の API
化を進めており、 有効性が確認できれば、他の分野・形式のオープンデータも API
化の対象に加えることを検討しているそうです。
Anastasia コネクト機能では連携している、するアプリケーションのデータを API 化し、
他のアプリケーションでも利用可能する機能を有していますので、
地域内のサービスの充実化や新しいデータ駆動型サービスの創出を支援します。
参考文献