Anastasia
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Anastasia におけるまちづくりの概要
スマート化・スーパーシティ・スマートシティ と Anastasia の役割
このページの構成は次の通りです。 まず、現在の日本では、地域のスマート化( DX 化)が求められているという内容を紹介します。 次に、スーパーシティとスマートシティについて説明します。 最後に、これらの現状を踏まえて、Anastasia が果たすべき役割を説明します。
地域のスマート化とは
様々な場面でデータ利活用を基礎とした DX 化が求められています。 Anastasia は、ご利用いただく方の属性について制限はなく、すべての方にご利用いただくことができます。 しかしながら、地域のスマート化においては、 自治体さまが地域行政の改革を行うの主体として、大きな役割を果たすことを想定しています。
2022 年現在、自治体DXの必要性が問われています。 参考文献[1]では、 各地方自治体が、情報システムの標準化、行政手続のオンライン化などについて計画的に取り組む方策を検討するため、 「地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会」を行い、その結果が記載されています。
自治体DX推進計画の策定
本資料では、今後の人口減少による自治体運営が受ける影響について分析されています。 その中でも重要取り組み事項について、Anastasia がどのように作用するかを明らかにするために、 DX 推進の重点取組事項、また関連項目についてご紹介します。
重点取組事項
  1. 自治体の情報システムの標準化・共通化
  2. マイナンバーカードの普及促進
  3. 自治体の行政手続のオンライン化
  4. 自治体の AI・RPA の利用推進
  5. テレワークの推進
  6. セキュリティ対策の徹底
自治体 DX の取組みとあわせて取り組むべき事項
  1. 地域社会のデジタル化
  2. デジタルデバイド対策
その他
  1. BPR の取組みの徹底(書面・押印・対面の見直し)
  2. オープンデータの推進
  3. 官民データ活用推進計画策定の推進
スーパーシティとは
日本において スーパーシティは、 内閣府 国家戦略特区の「スーパーシティ」構想 ( 参考文献[4] ) として推進されています。また、以下のようにコンセプトが記載されています。
スーパーシティの基本的なコンセプトは以下の通りとなります。
①これまでの自動走行や再生可能エネルギーなど、個別分野限定の実証実験的な取組ではなく、例えば決済の完全キャッシュレス化、行政手続のワンスオンリー化、遠隔教育や遠隔医療、自動走行の域内フル活用など、幅広く生活全般をカバーする取組であること
②一時的な実証実験ではなくて、2030年頃に実現され得る「ありたき未来」の生活の先行実現に向けて、暮らしと社会に実装する取組であること
③さらに、供給者や技術者目線ではなくて、住民の目線でより良い暮らしの実現を図るものであること
という、この3要素を合わせ持ったものであると定義しており、これを「まるごと未来都市」と呼んでいます。

この「まるごと未来都市」の実現を支えるのが、大胆な規制改革です。 遠隔教育、遠隔医療、電子通貨システムなど、AIやビッグデータを効果的に活用した先進的サービスを実現しようとすると、 どうしても、各分野の規制改革を、同時一体的に進めなければなりません。
そういう意味では、スーパーシティは、「まるごと規制改革都市」とも言えるかもしれません。
スーパーシティは IT 基盤やデジタル技術を利活用することを前提としたまちづくりであり、 技術だけではなく規制改革を伴い、デジタル利活用を行いやすい取り組みを 政策とともに推進していくものであると考えることができます。
スマートシティとは
スマートシティ官民連携プラットフォーム に、スマートシティの定義があります。
スマートシティは、先進的技術の活用により、都市や地域の機能やサービスを効率化・高度化し、各種の課題の解決を図るとともに、快適性や利便性を含めた新たな価値を創出する取組であり、Society 5.0 の先行的な実現の場といえます。
課題先進国である日本では、急速な高齢化、多発する都市型災害など世界各国の多くの都市がいずれ直面する都市課題に先んじて直面しております。
我が国の有する高い技術力・研究開発力を活かし、各種都市問題に対するソリューションを提示するとともに、新たな価値を創造し、世界に向けてスマートシティモデルを分かりやすく提示することが重要です。
ポイントとなる点は先進的技術の積極的活用です。 スマートシティでは、スーパーシティ同様、 データ駆動型のアプリケーションやシステムの積極的な活用が期待されています。 スマートシティの国内事例 (参照)では、 以下のカテゴリーの実例が記載されています。
  • 交通・モビリティ
  • エネルギー
  • 防災
  • インフラ維持管理
  • 観光・地域活性化
  • 健康・医療
  • 農林水産業
  • 環境
  • セキュリティ・見守り
  • 物流
  • 都市計画・整備
これらのシステムにおいてもデータ流通が基本となり、 入力されたデータに対して出力を人間や機械に行うものです。 例えば交通・モビリティ分野では、収集したデータを利活用し、 自動車やバス等の機械、また移動体である人間に何らかの作用をもたらす プロジェクトが展開されています。
Anastasia の役割
前述の自治体 DX 推進計画やスーパーシティ・スマートシティに対して、 具体的に 2025 年までに どのように実施していくのかが、重要となります。 このセクションでは Anastasia がこれらの取り組みにどのような作用をもたらすのかについてご紹介いたします。 Anastasia は以下のように DX 推進を支援します。
地域分析機能の提供
スーパーシティでは、自動走行、再生可能エネルギーの効率的利用のためのエネルギーマネジメントシステム( EMS )等、 データ駆動型のアプリケーションやシステムの積極的な活用が期待されています。 これらのシステムではデータ流通が基本となり、入力されたデータに対して出力を人間や機械に行うものです。 Anastasia コネクト では導入いただいたお客さまが連携を希望するアプリケーションとシステム連携し、 データを取得することによって基礎データとしてご利用いただく、もしくは他のアプリケーションと連携させ、 洗練化させるための機能です。スーパーシティのための IT 基盤となりますので、地域分析機能と合わせてお使いいただくことで、 課題の抽出と解決をワンセットでの実施を支援します。 (スーパーシティの実現に向けた機能)
自治体の AI ・ RPA の利用推進
地域課題解決を目的としたスマート化の IT 基盤として機能します。 Anastasia コネクト による AI アプリケーション、システムへのデータ流通、RPA に必要なデータ流通を提供します(準備中)。 (重点取組事項 4, 自治体 DX の取組みとあわせて取り組むべき事項 1に該当)
テレワークの推進
Anastasia ソリューションカタログ Anastasia コネクト のノードマーケットプレイスから テレワークに必要なアプリケーションの導入をサポートします(準備中)。 (重点取組事項 5, 自治体 DX の取組みとあわせて取り組むべき事項 1に該当)
地域社会の IT 基盤
Anastasia は STEAM 教育を支援します。 STEAM の学び直し教材として、これまでデジタルに触れてこなかった方にスマート化のための知識、技術支援をします。 (自治体 DX の取組みとあわせて取り組むべき事項 2に該当)
オープンデータの推進
Anastasia コネクト に連携したアプリケーションのデータを Anastasia Developers API として地域の方々等に提供する環境を提供します(準備中)。
データ流通
Anastasia コネクトでは導入いただいたお客さまが連携を希望するアプリケーションとシステム連携し、 データを取得することによって基礎データとしてご利用いただく、 もしくは他のアプリケーションと連携させ、洗練化させるための機能です。 ※ 開発中のサービスのため、仕様変更の可能性があります。
こういったスマートシティアプリケーション、システムが地域に導入されていく際に、 データ連携・流通を行う基盤がなくては、データは地域内を循環せずに流れていってしまいます。 データ流通機能を用いることで、リアルタイム性の高いデータのアプリケーション間の流通が可能となります。